2019/05/14

CAESES®4.4.2のリリースについて

この度、CAESES®4.4.2のリリースが発表されました。今回はメンテナンスリリースではありますが、ユーザーの要望に基づき新機能を追加しています。詳細については変更ログをご確認していただき、ここでは概要を紹介いたします。CAESES 4.4.2へのフィードバックとインプットを提供してくださいました皆様に感謝致します。



STLデータからのブレードセクション

CAESES®は、読み込んだSTLブレードデータから3D断面を作成する新しい機能(例えばプロペラやターボ機械)を追加しました。具体的な手順は、表面三角形データを円柱サーフェスまたは任意のストリームサーフェスと交差させセクションを作成します。詳細はここをクリックください


caeses blade sections axial fan


2Dスケッチの新しい曲線機能

パラメトリックコンターをより高速にスケッチするために、イメージカーブ、円/楕円または線メニューで利用できる新しい機能を追加しました。 他の曲線、点、曲線パラメータ、主軸などのさまざまな入力を使用して曲線をすばやく作成トリムするのに役立ちます。


new trim features



補間曲線のその他の制御方法

新しく追加された機能では、一連の点群を補間するときに異なるアルゴリズムが選択できます。内挿法が異なると曲線の形状も異なるため、モデル化の状況に応じて柔軟性が高まります。


もう1つの拡張機能として、曲線の始点と終点に3D接線ベクトルを追加するオプションが追加されました。これまでは、2D角度の値のみがサポートされていましたが、接線ベクトルは曲線やサーフェスから簡単に取得できるため、この機能を用いることで隣接するジオメトリから滑らかなトランジションを作成するのに役立ちます。

CAESES interpolation curve methods


新サーフェスタイプ:Gordonサーフェス

与えられた曲線を組み合わせてサーフェスを作成する際に、Gordonサーフェスを使用することができます。この新しいサーフェスタイプは、パッチを作成するため、2つの異なる方向(U,V)に並んだカーブ群を用いて作成します。詳細はここをクリックください


gordon surface CAESES


より速いスイープサーフェスモデリングの高速化

迅速かつパラメトリックな方法でダクト、マニホールド、チャンネルを作成・最適化することは、ユーザーが希望する作業の1つです。ここでは、パスと場所を使用して2Dセクションを3D空間にすばやく変換する機能を追加しました。新しい機能はイメージカーブのその他のメニューにあります。


CAESES sweep surface via feature


カラーIDと名前

色とIDは、CAESES®において重要な役割を果たします。最近のバージョンでは、各色に対して自動的に生成された色IDがありました。このIDは一意的に決まりますが、かなり長いため、覚えたりスクリプトで管理したりするという点では、使いにくいところもありました。新しいバージョンのCAESES®では、色のカスタムIDと、必要に応じて色オブジェクトの一意的な名前を置き換えるためのカスタム名がサポートされています。これら2つの属性は、一部のエクスポート形式、特にSTL形式とCONVERGE®エクスポートに使用されます。


color id and name in CAESES


CONVERGEインポートとSTL処理

*.datファイル用の新しいCONVERGE®インポート機能を追加しました。データを読み取り、ファイルに存在するインデックスに基づいて色を作成します。これらの色はインポートされたサーフェスパッチに割り当てられ、手動での色作成などは必要ないため、CONVERGE®の自動化が加速されます。

Trimesh機能には、カラーパッチの三角形ノードを変換する新しいプロセッサも追加されました。これにより、数回クリックするだけでSTLデータを変換することができます。例えば、三角形分割トポロジーを変更することなく、パッチの長さ、または特定のノードの位置を変更します(最初の三角形分割を再メッシュ化するのではありません)。

STL node translation


新しい最適化手法

CAESES® 4.4.2では、制約条件の厳しい設計スペースに対して、「Simplexer」と呼ばれる新しく効率的な最適化手法が提供されています。非線形目的関数と制約条件の反復線形化を用いた線形Simplexer法で解くことができるようにします。詳細および推奨される使用例については、CAESESヘルプをご覧ください。


new optimization method simplexer


GUIの改良

分かりづらい表記を避け、特に新しいCAESES®ユーザーを設計ワークフローでよりよくサポートするために、いくつかGUI変更を導入しました。たとえば、ローカルアプリケーションで計算を設定する項目を一番上に持っていき(以前のバージョンではエディタの一番下にありました)、引数と制約チェックが続きます。新バージョンではいくつかの同様の項目を修正しました。


CAESES computation GUI


その他

CAESES® 4.4.2では、ロバストなジオメトリエンジンと自動化プラットフォームを提供します。その他の主な新機能は以下となります:


  • Dakota最適化エンジンのため制約条件処理を改良

  • 結果テーブルの修正

  • デザインエンジンの一時停止の改善

  • ANSYS ACTアプリの単位サポート

  • ANSYS ACT TurboGridアプリの改善

  • GUIウィジェットのパフォーマンス向上

  • ドキュメントブラウザのデモセクションのモデルの更新

  • HTMLヘルプに含まれている新しいチュートリアル


詳細については変更ログを確認していただき、最新のバージョンをご利用ください。


新バージョンはここからダウンロードください。