汎用有限要素法解析ソフトウェアAIFEMを用いて、コンプレッサの強度解析を行います。コンプレッサは複数の動翼と静翼で構成されるエネルギー交換ユニットであり、動翼が高速回転によって流路内のガスを圧縮し、強度は主に遠心力負荷の影響を受けます。AIFEMを使用して形状を修復することなくコンプレッサ形状を処理し、ネガティブボリュームメッシュを自動的に修復することで、プリプロセス時間を30%短縮することができます。
解析対象となるメッシュモデルを図1に示します。円筒面には固定条件を設定します。
図1:メッシュモデル
図2:翼の付け根
材料には高強度合金鋼を使用し、各物性値は表1に示します。
表1:物性値情報
AIFEMの解析結果を以下に示します。
図3:変位コンター図
図4:応力コンター図
図5:最大応力位置
表2:最大変位と最大応力の値