このケースでは、特定条件下における大型トラックの車体に発生する力を、汎用熱流体解析ソフトウェアAICFDを用いて解析します。
入口速度20[m/s]の条件で解析は実行され、(1)抗力係数(2)車体表面の圧力分布を出力データとして確認しました。
解析対象となるジオメトリを図1に示します。
形状が左右対称となるため、計算効率向上の観点から1/2モデルを採用しています。
図1:ジオメトリ
メッシュモデルを図2に示します。セル数は614万(ノード数は729万)となります。
図2:メッシュモデル
表1:解析設定
物理モデル | 定常非圧縮 |
乱流モデル | Realizable k-epsilon |
作動流体 | 25℃空気 |
流速 | 20[m/s] |
その他境界 | 側面、上面はSymmetry 下面はMoving Wall |
対流項スキーム | 2次風上 |
制限関数 | venkat |
ステップ数 | 2000 |
残差収束基準 | 1e-4 |
時間項 | None |
緩和係数 | P=0.3 V=0.7 |
AICFDの解析結果は以下となります。
図3,4:車体表面の圧力分布 |
表2:抵抗結果の比較
抗力[N] | 抗力係数 | |
AICFD | 561.2 | 0.483 |
参考値 | 559.0 | 0.481 |