本解析では、バッテリーパックの自動シミュレーションプロセスを構築し、質量最小化を目標とする最適化を行います。AIPODに搭載されたソフトウェアインターフェースにより、プロセスの設定は非常に簡単です。
■使用ソフトウェア:AIPOD、構造解析ツール
最適化を行うにあたりバッテリーパックのプレート板厚36個が設計変数として与えられました。最適化目標は質量最小化となりますが、モデルの振動数、最大塑性ひずみ、および最大RMS応力を制約条件として設定します。
図1:最適化対象となるプレートベースモデル
最適化結果を以下に示します。AIPODに基づく最適化計算により、制約条件下におけるバッテリーパックの厚みが最適化され、質量4.69%の削減となりました。
表1:最適化結果の比較