DLR-F6の遷音速流れ解析

はじめに


汎用熱流体解析ソフトウェアAICFDを用いて、DLR-F6翼胴モデルの遷音速流れ解析を行います。

AICFDは、遷音速における衝撃波を正確に捉えることができ、航空機の翼設計において重要な”揚力/抗力係数”を精度良く予測することが可能です。


解析条件について


解析条件には以下の3つを設定します。


表1:解析条件

マッハ数

0.75

迎え角

0.49 deg

レイノルズ数

3.0×106


解析結果について


AICFDの解析結果を以下に示します。


StaticPressure.PNG

図1:翼胴の静圧分布


また、AICFDで解析した結果と実験結果の比較による、精度の検証が行われました。


accuracy.PNG

図2:揚力係数と抗力係数による精度比較


distribution.PNG

図3:翼面の圧力分布係数